もともと子供好きではなかったので、結婚しても漠然と子供のいない人生をイメージしていました。
そのため、すっかり出遅れて37歳・40歳で二人産みましたが、時々、生まれ変わったら30歳から3人産むのが良かったかな~?とか、ふと無い物ねだりの考えをすることがあります。
自分も二人兄弟だったので、三人兄弟に対して漠然とした憧れがあるからかもしれません。
高齢出産はやはりリスクが前面にでてくるため躊躇するところがありますが、産んでみると意外にメリットと感じる部分もありましたので、まとめてみました。
1. 高齢出産は何歳から?
最近、芸能人でも40歳を超えた出産が相次いでいますが、高齢出産は何歳からでしょうか?
日本産科婦人科学会と世界産科婦人科連合(FIGO)の二つの定義があります。
日本産科婦人科学会
・35歳以上の初産婦世界産科婦人科連合(FIGO)
・初産婦35歳以上
・経産婦40歳以上
2. 高齢出産はリスクやデメリットが多いけど、若干のメリットも
授かり物なので、メリット・デメリットを比較するというのは馴染まないかもしれませんが、高齢出産のリスクを知らなくて後から「早く産んでおけば」と後悔しないために把握しておいた方がよいと思います。
やはり、一番高齢出産で躊躇するところが、リスクです。
ダウン症などの先天性疾患の発生率があがるだけでなく、そもそも妊娠しにくいし、妊娠中も流産率が高い、妊娠高血圧症候群になりやすいなど、なかなか出産にたどり着くまでのハードルが高齢になればなるほど、高くなるのは事実です。
①高齢出産のリスク
- 妊娠率が低い
- 先天性疾患の発生率が高くなる
- 流産率が高くなる
- 妊娠中リスク(妊娠高血圧症候群など)の増加
リスクほどは気にならないかもしれないけど、やっぱりいろいろ高齢だと不都合が生じます。
あとは、経験や経済力でどれだけ、体力不足や両親援助なしをカバーできるかだと思います。
②高齢出産のデメリット
- 子育てをする体力がない
- 第二子・第三子と望んだ人数の子供を授かるのが難しい
- 毎月のように風邪をひき、治りが悪い
- 育児を終えたらあっという間に老後で第二の人生設計が難しい
- 両親が高齢のため育児を手伝ってもらえない、逆に介護が必要な場合も
- おじいちゃん・おばあちゃんが他界し、子供がおじいちゃん・おばあちゃんの記憶がない
- 孫が生まれても自分は70歳を超えているから、手伝えない
- 子供が大学を卒業する前に定年退職を迎えてしまうので経済的な不安
- 保育園でおばあちゃんに間違えられた
- 子供が参観日の時などに友達のお母さんが若いので比較して嫌がる
- 産むまでに仕事で実績を残しておかないと、復帰後の新たなチャレンジはしにくい
- 仕事での責任が増し、昇進のタイミングと重なるケースもあるため、復帰後のプレッシャーは大きい
逆に産んでみて意外とメリットに感じる部分もありました。
③高齢出産のメリット
- 知識が豊富なので、パニックになることはない
- 精神的余裕がある(はず)
- 経済的安定しているので、体力が足りない部分はお金で解決できる
- 仕事も、趣味も十分楽しんでから出産となったので、育児に縛られることにストレスを感じにくい
- 経験やスキルが身についている上、職場でも立場が確立しているため、復帰後の居場所が確保しやすい
- 留学・転職など、産む前までに思いきったチャレンジを経験できる
特に仕事をしている場合、「いつ産むか?」というのは仕事・キャリアとのバランスがあるので非常に難しい問題だと思います。
次の記事では、私が仕事・キャリアとプライベートのバランスを転職を通じてどのように実現していったかをご紹介したいと思います。