保活はいつから? 保活スケジュールと見学時のチェックポイント!

前回の記事では、保育園にはどのような種類があって、東京都大田区の例をあげ、特徴・申込窓口・対象年齢・おおよその金額を紹介しました。

1. 保活はいつから?

では、いつから保育園活動を始めたらよいのでしょうか?

待機児童激戦区にお住まいの方は、私は

妊娠安定期から、遅くとも産休中

に始めることをおすすめします。

なぜ、そんなに早くから必要かというと、先着順の認証保育所には早めに予約を入れる必要があるからです。

また、自分が居住する地区の現在の状況を早くから把握しておくと、会社に対し育児休暇期間を伝える際にも、保活を含めた現実的な話ができると思っているからです。

2. 超難関の1歳4月

1歳の4月で復職したいと思っていても、現実的に0歳の4月でしか不可能であれば、その方向で進める方が、待ってもらう会社にとっても計画が立てやすいし、育休期間の変更は原則として1回しか認められないなどルールもあるからです。

認可保育園に4月入園させたい場合、申込時期は前年12月くらいです。認可保育園は先着順ではなく、選考基準の指数で決まるため、申込を急ぐ必要はないのですが、認可に入れる可能性が低い場合、認証保育所などにも申し込む必要があります。

私は産休に入るまでは時間がなく、”保活”ができなかったので、産休中に始めましたが、それでも先着順の認証保育園では、8人の枠の20番目と言われました。(長男は5月生まれだったので、保活としては比較的恵まれた方だったにも関わらず。)

では、具体的にはどのようなことをするのでしょうか? 私は下記のような順番で進めました。

3.まずは区役所で情報収集

区役所に行き、認可保育園の選考基準・手続方法・ボーダーラインや、それ以外の保育園一覧や手続き方法などを聞きます。
 保育園

①保育園の入園・転園申込のしおりなどを入手

まずは大切な情報がいっぱいの保育園の入園・転園申込のしおりを入手します。タイミングによっては、今年度版がまだ発行されていません。昨年度版でも十分に参考になるので入手します。

②選考基準の調査

“保活”に勝つには敵(ちょっと大げさですが・・・・)を知ることが大切です。
まずは、どういうルールで認可保育園に入れるかの選考基準を理解しましょう。

多くの市区町村では、保護者の状況を点数化して、その点数によって認可保育園に入れるかどうかの合否を決めます。

どうすれば点数があがるかを把握しておきましょう。(事前に認証保育園に預けて復帰しておくと点数が+2点になるなど)

③希望保育園のボーダ点数をヒアリング

近所の保育園過去のボーダー点数を区役所職員さんに教えてもらいましょう。

大田区は前年・前々年はどの点数の人がどこまで入れたかを教えてくれるので、私は通える範囲5園の合否点数を教えてもらいました。(0歳と1歳と両方について聞いておくと、1歳4月復職というのが現実的なのか感覚は掴めると思います。)

毎年ボーダーが同じ点数とは限りませんが、どの程度厳しいかの感覚が掴めると思います。

私が問合せた5園全ての保育園が、夫婦フルタイム共働き22点以上がボーダーで、中には23点(22点+兄弟加算(兄弟姉妹1人が在園/申込中))、1歳児では24点(22点+兄弟加算二人 or 認証等に預けている)という保育園もありました。

フルタイム共働き22点がボーダーの保育園も、第一希望でかつ途中の人までしか入れなかったところが多かったようです。つまり、フルタイム8時間勤務の両親は、認可保育園に入る最低ラインという現実です。

両親ともに8時間勤務だけでなく、認可

保育園に預けて働いている場合の「+2点の加算」や、ほかに兄弟がいる場合の「+1点の加算」など、加算要素がないとかなり厳しいようです。

④認証保育園などの一覧を入手

大田区の場合、①のしおりの中に入っていました。申し込み方法や時期を確認します。

大田区は、各園に直接申し込みだったため、認証保育園はこのリストをもとに、私は自宅から通える範囲の保育園に片っ端から電話をし、見学の予約をしました。

4. いつから復職するのか?

一般的に育休を1年取った後に預けられる1歳児クラスは入園が困難だと言われています。

一般的に0歳4月が繰り上がりがいないので入りやすく、1歳4月は0歳クラスからの繰り上がりがいて定員があまり増えないため、激戦区なのです。

1歳になるまで赤ちゃんと一緒にいてあげたいという気持ちと、1歳で保育園に入れるかどうかを天秤にかけながら、復職時期を決める必要があります。

我が家の長男の場合、幸い生まれつきが5月だったので、0歳4月でも1歳に近かったのであまり悩まずに0歳4月の復職を決めました。

よく早生まれは、保育園探しが大変だから、働くママは生まれる月を考えた方がいいという話を聞いたことはありましたが、保活をしてみて本当に実感しました。

5. 保育園の見学

大事な子どもを預けるのですから、事前の見学・予約は必須だと思います。

保育園見学は、できれば産休時には済ませておきたいものです。一部の保育園について見学が終わらず、長男が産まれてから見学に行きましたが、産まれてからだと、授乳やお昼寝など1日で動ける時間が限られている上に、泣いたりするとゆらゆら体をゆらしながら話を聞くので、落ち着いて話が聞けませんでした。

では、保育園を見学する際、どんなところをチェックすればいいのでしょうか?

最初は、何から見たり質問したらいいかわからないものですが、いろいろと見ていくうちに、ポイントが見えてくると思います。

初めての場合は困ると思いますので、ご参考に私が長男の時に作成したポイントを下記に書いておきますね。

一番上の二つが一番重要です。

保育園によっては見学時に人が多く、その場で質問をいっぱいできない雰囲気の場合は、後日電話で追加質問をした保育園もありました。

あまりガツガツ質問しすぎて、モンスターペアレントだと思われて入園順位が下がる不安もありましたし、私が保育園を選ぶというより、保育園が我が家を選ぶみたいな立場ですしね・・・・・・

 

  • 選考基準は、どのように決まるか?(先着順、抽選、別途説明会実施後抽選)
  • 昨年は、何人の申込に対して、何人入れたか?
  • 保育園の雰囲気はどうか?保育方針・園長先生の人柄などはどうか?
  • 保育士さんと子供達はどのように過ごしているか?
  • 延長保育時間(残業がどうしても避けられない私にはかなり重要でした)
  • 部屋の広さは十分か?
  • 日当たりは良いか?
  • 園庭の有無、ない場合散歩はどうしているか?
  • 夏は水遊びなどできる環境があるか?
  • 布団・オムツなどの大変さ → 送迎の大変さに繋がります。認証の方が楽で認可は大変な傾向でした。
  • 1歳以上の定員は?→途中で減る場合、転園する必要が出てくるかも
  • 食事・離乳食は手作りか?(アレルギーのお子さんの場合はその対応も確認)
  • お熱の時のお迎えコールの体温は?(37.5~38.0、ケースバイケースといろいろ保育園により異なりました)
  • 保育料・延長保育料はどうか?
  • 夫婦の家⇔保育園⇔会社の通いやすさはどうか?
  • 0歳の定員は何人か?
  • 慣らし保育の期間はどのくらいか?

6. 私の”保活”結果

さて、私はこれだけ活動して、二人とも希望する保育園に入れたでしょうか?

答えは、二人とも0歳4月は”No”ですが、1歳4月に”Yes”となりました。

①長男の場合

1人目のときは、夫婦共働きの22点しか取れなかったので認可は厳しいと感じていました。

認可の発表がある少し前に、先着順で申込をしていた認証保育から電話をもらい、「うちの順番が回ってきたけど、認可の発表を待ちますか?認可の順番を待つのなら、次の先着順の方に枠を回すけど、発表を待たずに入るなら入れます」と言われました。

迷った挙句、認可に入れる確率は少ないだろうということで、この認証と契約し、入園金を払い、結局認可に入れずこの保育園に1年間お世話になりました。

初めての保育園、子供が新しい世界に羽ばたいて行くのに親子共にすごく緊張したのを思い出します・・・・

結局、当初2カ月は病気の洗礼で、羽ばたいたものの、すぐ着地という感じでしたが・・・・・

1歳の時には、1歳児からしか入れない認可保育園(0歳児の枠がない)で見学して大変気に入った保育園があったので、そこに申し込み、無事に入園できました。1歳児からしか入れないということで、繰り上がりの園児がいなくて枠が大きかったことと、認可外保育園に預けて働いている場合の「+2点の加算」が効いたようです。

②二男の場合

二男の時は、「兄弟加算の+1点」があったので、0歳4月で申し込めば、どこかの認可保育園に入ることはできたと思います。

しかし、長男が通っている保育園を大変気に入っているものの、1歳児からしか入れないということで0歳の間どうするか大変悩みました。

他の認可に入れてしまうと、転園扱いとなってしまうため、同一指数・同一希望順位だった場合、新規入園を優先するというルールがあるため、1歳から兄弟別の保育園になってしまうというリスクがありました。

結局、このリスクをとりたくなかったので、認証保育所が幸い決まったこともあり、こちらに0歳児の間は1年間お世話になりました。

これが結果としては正解だったようで、二男の年は23点第一希望がボーダーラインだったため、兄弟がいらっしゃる方でも認可からの転園の方は入れない方が多かったです。

我が家は25点(認可外+2点、兄弟加算+1点)というほぼ確実に入れる点数だったので、安心して結果を待ちました。

今の保育園は見学したときに一目で園長先生の人柄・保育士さん方の雰囲気などが気に入り、ぜひここに入りたいとちょっと遠いけど頑張って自転車で通っています!

産まれてくるのがすごーく楽しみな産休期間に、このような活動に追われることのない時代がくるとよいのですが、待機児童問題がある以上、”保活”は避けて通れないと思います。私の体験を少しでも参考にして頂ければと思います。

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