だけど、取ろうとしても、髪にしっかりと付着してフケのように簡単に取れない…
ビックリして、頭全体をくまなく見ると、耳の後ろや後頭部などにいくつかの白っぽいものが…
しらみは、戦後たくさんいて、新聞紙をひいてから兄弟ですきぐしを使って髪をときあうと、たくさん卵が落ちてきた、頭の生え際にぎっしりと白い卵がいたというような話を母親から聞いていたので、昔の衛生状態の悪い頃の話だと以前は思っていました。
しかし、子ども達が保育園に入ってから、「○○組で6名しらみが発生しました。」とか時々貼り紙を見るので、この時代にもしらみがいるということは知っていました。
もし、こういう前情報なしに、自分の子どもの頭にしらみを発見したら、パニックになりますね・・・・
1. しらみの見分け方
アタマジラミは動きが早いため、成虫を見つけるのは困難だと言われています。
実際、私が発見したのも、フケに似た卵でした。フケは指でつまんで引っ張ったら簡単にとれますが、髪の毛にしっかりと固着しているのでなかなか取れなかったらしらみかもしれません。
色は乳白色で長卵円形で光沢があります。ヘアキャストと似ているので、ヘアキャストと間違えないようにしましょう。爪で簡単にとれるようであれば、ヘアキャストの可能性が高いです。
成虫は・・・・・・ くしで駆除する過程で見つけてしまいました。。。。
しかも、目で見えないくらい小さいのかと思いきや、目を凝らすとちゃんと足も見えてしまう本当の虫でした。。。
左側は成虫で、右側が髪の毛に付着した卵です。
2. しらみの原因
暖かくて血液という餌のある人の頭はアタマジラミにとっては最適な住みかなのです。
アタマジラミは頭をくっつけあって遊ぶことが多く、集団で昼寝をする幼児や小学校低学年の児童の間で感染率が高いそうです。
我が家はプール教室にも通っているので、脱衣棚とかを他の人と共用しているから、それも原因になり得るようです。
しかも、頭の皮膚が柔らかく、変な整髪料もついていない、幼児の頭はシラミにとっては格好の住みかなのでしょう。
実際、夫と私はかなり子ども達と密着して遊んでいますが、しらみは移っていませんでした。
3. やってはいけないこと
だけど落ち着いて下さい、後で説明する「すきぐし」一本で退治することができましたので、必要以上に怖がる必要はありません。
逆にあわてて
- ちゃんと髪の毛を洗わないからこんなことになるのよ
- 〇〇くんからもらってきたのかしら?
- 保育園でしらみの子がいるって言ってたけど、誰かしら?誰の隣で寝てるの?
というように、子どもを責めたり、犯人探しや周囲の子を非難するようなことは絶対に言わないようにしましょう。
それが原因でいじめにつながるかもしれません。
4. 駆除方法
シャンプーの時に目を上手につぶれない2歳の子どもに、殺虫剤のようなシャンプーを使うのは抵抗があったこと、またシャンプーに耐性がついたシラミが存在することから、すきぐしで退治することにしました。
すきぐしでダメなら、シャンプーをと思っていましたが、すきぐしだけでも駆除できたので、我が家が使用したくしをご紹介します。
すきぐしが到着するまで落ち着かず、翌日配達のAmazonのプライム会員になろうかと真剣に悩みました・・・・
5. すきぐしの使用方法
早速、届いたニットピッカーフリーコームのすきぐしを使ってみました。
乾いた髪で試みるも、サラサラヘアーの二男は上手く取れるも、長男は髪が引っかかり、痛がるから断念。
お風呂に入った時にすることにしました。試行錯誤して、行き着いた方法は下記でした。
- 通常の子ども用シャンプーで洗髪
- ママのリンスを付けて、3分放置(くし通りがよくなるのと、成虫が弱るみたい)
- すきぐしを使って、丁寧にすく。耳の後ろや後頭部を念入りに。
恐ろしいことに、成虫を発見。もっと小さいかと思っていましたが、成虫はしっかり、肉眼で足が確認できました(泣)
虫が苦手なママだと卒倒しそうですが、リンスを付けて3分放置しているお陰か、弱りきっていてくしで楽々捕獲できました。
くしに取れた成虫や卵は一旦お湯を張ったバケツに入れて、あとはお風呂場の排水溝に流しました。
初日は兄弟二人とも、成虫が2~3匹、卵が20個ずつくらい取れましたが、2日目以降はどんどん数が減り、5日目くらいには何も見つからなくなりました。
念のために、10日くらいは毎日お風呂ですきぐしを行い、その後は3日に1回、1週間に1回として、20日くらいで駆除完了しました。
我が家の男の子達は男の子にしては髪が長めですが、断髪することなく駆除に成功しました。
但し、まだ保育園で流行しているようなので、時々また移っていないか注意深くチェックしています。
6. 寝具や衣服の注意点
アタマジラミは熱に弱いらしく、60度以上の熱にさらすと死ぬそうなので、乾燥機をフル回転させて駆除しました。
寝具が私のダブルベッドで寝ていることもあり、洗濯・乾燥に時間がかかるため、毎日の洗濯はかなり辛かったので、成虫・卵が見つからなくなった5日目以降はやらなくなりました。
- 寝具を毎日選択し、乾燥機にかける
- 洋服も乾燥機にかける
- 親もしらみはいなくても、子ども達の駆除が完了するまでは、2日に1回くらいはすきぐしをする
最後に一番悩んだのは、子どもにしらみが頭にいることを伝えるかどうかですが、我が家の場合は伝えませんでした。
「しらみ」が何かも理解できないだろう2歳と、理解しても中途半端で「頭に虫がいるんだよー」とか言いふらしそうな5歳だったので、下手に伝えていじめとかに発展するリスクを取るよりも、「髪をサラサラにしよーね」とだけ伝えた方がいいかなという私の判断でした。
実際、私のちょっと値段が高めのリンスを毎日するので、サラサラヘアーになってたので(笑)
5歳の子どもは敏感なので、「どうして最近は毎日髪をサラサラにするの??」とか若干勘付いていましたが、敢えて明言はしませんでした。
もう少し大きくなったら伝えた方がいいのだと思いますが、というより伝えないと協力してもらえないかも・・・・・
長くなってしまいましたが、しらみを見つけても焦らないでください!
時間はかかるかもしれませんが、くしだけで根気よく退治することが可能だった話をご紹介しました。